公益社団法人勝浦町シルバー人材センター

令和4年度   事業計画

1 基本方針

 我が国経済は、長引く新型コロナウイルス感染症の影響下にありますが、厳しい状況は徐々に緩和されており、このところ持ち直しの動きがみられます。ただし、オミクロン株等の影響が出ています。こうした中、新型コロナウイルス感染症の拡大防止、「ウィズコロナ」下での社会経済活動の再開と「コロナ後の新しい社会の開拓」を標ぼうする新しい資本主義が台頭しています。成長を目指すことは極めて重要です。しかし、分配なくして次の成長なし。成長の果実をしっかりと分配することで、初めて次の成長が実現すると考えられます。
 徳島県では、最低賃金を令和3年10月1日から796円を824円(1時間当たり)と大幅に上昇させました。これを受けて当センターでは、配分金額の改定を図り会員の手取り額を増やします。
 また平成26年度には5,548万円あった契約金額が令和2年度には3,923万円に減少しています。これは、7%の事務費ベースで113万円の減額となります。
 その要因としては、会員数は平成26年度末には120人が令和2年度末には114人とあまり変わらないが、顔ぶれが変わり摘果・剪定や草刈り等の希望の多い農作業をできる人材が加齢とともに退会したことで減少し、農作業などができない会員が多くなってきたことがあげられます。
 依頼がある仕事と会員のしたい、できる仕事が合致しないことから受託事業収入が増加しないと思われます。
 また、近年ではコロナの影響で民間企業の業務依頼が激減しています。例えば、令和元年度民間企業事業実績1,635万円が、令和2年度には1,159万円に減少しています。
 それに伴い当センターの経営状況も悪化しております。当期経常増減額でみると、平成26年度末までは、おおむね黒字で推移していましたが、平成27年度末には498,963円の赤字となり、平成28年度末には542,081円の赤字、平成29年度末には801,770円の赤字となり、平成30年度末には369,269円の赤字、令和元年度末には909,001円の赤字、令和2年度末に1,597,800円の赤字となっています。このような状況で推移すれば、間もなく余剰資金を使い果たし経営できなくなる恐れがあります。そこで、現在7%の事務費を令和4年度から随時10%に値上げし、経営の改善に努めます。
 なお一層の経費節減等を考えるとともに就業アップを図る必要があります。
 シルバー事業は、臨時的かつ短期的な就業又はその他の軽易な業務に係る就業を希望する高齢者を会員とし、地域社会に密着した仕事を有償で会員に請負・委任、派遣事業、職業紹介事業で提供し、高齢者の生きがいの充実や社会参加の促進を実行し地域社会の活性化と、医療費や介護給付費の削減に寄与しています。
 当センターも積極的な事業運営を行うために「会員の拡大」が最重要課題となっています。地域社会のニーズに対応できるよう入会促進と高齢者の経験や技能を活かす就業開拓及び事業の周知徹底に努め、除草や庭木・果樹剪定など専門制の高い就業に応じるための技能講習会を開催し後継者の育成を図ります
また、人手不足分野や現役世代を支える分野におけるシルバー派遣事業・職業紹介事業を効果的に推進します。今後ますます需要の増加が予測される福祉・家事援助サービス分野についてもサービスの担い手として、個人家庭の清掃や洗濯、買い物、食事の支援など、日常生活を支援します。高齢者世帯・障害者世帯を姑象とした短時間で行える「地域安心サポート事業」は、役場と連携して高齢者に優しい地域づくりを応援します。
 労働力の担い手として、地域づくりやコミュニティ再生の担い手としてシルバー事業の基本理念である「自主。自立、共働。共助」を堅持しながら、高齢者が培ってきた豊富な経験や知識を地域社会に還元していくことが公益法人センターとしての重要な役割との認識に立ち、次の事項を重点目標に事業を推進します。

2 重点目標

1.事故ゼロを目指し、危険な仕事は受注しない、会員の事故防止対策と安全な就業の徹底   を図ります。
2.センター事業の意義や仕事内容の周知徹底を図り、会員拡大並びに会員のニーズに応じた就業の確保・拡大を推進します。
3.専門的な技能の習得向上を目的とした講習会を開催します。また徳島県連合会が実施する事業を会員に周知し会員の就業を支援します。
4.会員の専門知識・能力を生かすため、シルバー派遣事業及び職業紹介事業を効果的に推進し職域の拡大を図ります。

3 シルバー人材センター事業【個別事業】

1.安全・適正就業の推進
  臨時的かつ短期的な就業又はその他の軽易な業務に係る就業(概ね月10日程度以内の
 就業及び1週間当たりの就業時間がおおむね20時間を超えない
 その他の軽易な業務)を有償で地域社会から引き受け会員に提供しています。安全な就  
 業は事業運営の基本であり、就業中の事故あるいは就業場所への途上や帰宅途上にお
 ける交通事故等は防止に努めなければなりません。安全は自分の問題として取り組む
 意識を持つことが最も大切であり自己管理能力や自らを守るための安全意識の徹底と
 その高揚に努めます。受注に当たつては、
 安全・適正就業を遵守し就業内容や就業形態は適正な内容で受注等、実効ある安全・
 適正就業姑策の推進に努めます。

  1 安全・適正就業委員会の開催
   ・事故を未然に防止する知識の情報を提供します。
   ・安全就業パトロールを実施します。
   ・事故原因の特定、再発防止策を検討します。
   ・適正就業に必要な事項を協議します。

  2 啓発活動の実施
   ・作業開始前の安全確認を徹底します。
   ・安全な就業方針を周知します。
   ・加齢による諸機能の低下を認識し、無理をしないよう啓発します。
   ・危険、有害な作業等で高齢者にふさわしくないと判断される仕事は受注しない  
    旨啓発します。
   
  3 安全講習の開催
   ・交通安全講習を開催します。
   ・剪定講習を開催します。

  4 シルバー保険への加入
   ・就業中などの事故に備え全会員を対象に障害保険。損害保険に加入
    します。

  5 健康管理の奨励
   ・町が実施する健康診断への受診を勧奨します。
   ・自主的な健康管理を推奨します。
   ・介護予防事業へ参加します。
   ・健康な状態で就業できるよう資料等を配布します。

2.普及啓発と会員拡大及び就業機会の開拓・拡大
  全国シルバー人材センター事業協会が策定した令和6年度までの「第2次会員100万人 
 達成計画」は4年目を迎え、当センターの会員数は増加しましたが計画目標には至ら
 ず、依然として加齢や病気による退会者が多い状況となっています。退会会員の抑制
 と積極的な会員拡大が不可欠であります。シルバー事業の趣旨・意義を広くかつ正し
 く住民。地域社会に浸透させ、働く意欲と能力を持った高齢者の加入促進に努めると
 ともに、会員が希望する仕事の開拓・拡大を図ります。 高齢者に就業上必要な技能・ 
 知識を付与する講習会を開催し、高齢者の能力や希望を生かした就業を実現します。
 
 1 入会促進
  ・戸別訪問・町の広報などにより、広報活動を積極的に推進します。
  ・町のイベント、ボランティア活動など、あらゆる機会を通じてPR活動を展開し
   ます。
  ・徳島県連合会が実施する「高齢者活躍人材確保育成事業」を推進します。

 2 普及啓発
  ・センター事業が各界各層に正しく理解され協力が得られるようホー
   ムページの活用及びチラシ・パンフレット等で普及啓発に努めます。
  ・役場・社会福祉団体と連携して普及啓発を推進します。

 3 就業開拓PR活動の実施
  ・特養等との連携及び企業、一般家庭にシルバー事業の「意義・理念・
   事業」などについて理解を深めます。

 4 地域安心サポート事業の周知徹底
  ・「地域安心サポート事業」について積極的に周知徹底を図り高齢者
   の生活を応援します。

 5 講習会の開催
  ・会員を対象に、シルバー人材センターで就業が見込める職種の講習
   会を開催し、技能の維持・向上に努めます。また、一般高齢者を対
   象とした技能講習会を開催し、専門性の高い就業の後継者育成を推
   進します。
  ・会員の安全意識の徹底に関する講習会を開催します。

 6 新規事業の調査研究
  ・町民のニーズに即した事業の調査研究に努めます。

3.職業紹介事業の推進
  臨時的かつ短期的又はその他の軽易な業務の雇用による就業を希望する高齢者に対
 して、職業紹介による就業機会の提供を県連合会と連携して推進します。

4.シルバー派遣事業の推進
  シルバー人材センター連合会が派遣元となり、当センターが実施事業所として、派
 遣就業を希望する会員が発注者の指揮命令を受けて働く派遣事業を、県連合会と連携
 して推進し就業拡大を図ります。

5.災害ボランティアネットワークの推進
  大規模災害に備えた「徳島県シルバー人材センター連合災害ボランティアネットワ
  ーク」を徳島県連合会と連携して推進します。

6.その他
  徳島県シルバー人材センター連合会。四国ブロック協議会C全国シルバー人材センタ 
 ー事業協会の各種事業に参加します。

 1 県連合会事業への参加
  ・高齢者活躍人材育成事業
  ・調査研究事業
  ・シルバー派遣事業
  ・職業紹介事業
  ・安全適正就業推進事業
  ・役職員に対する研修
 
 2 全シ協、四シ協事業への参加

4 法人管理事業

1.諸会議の開催
  センターの維持運営及び事業運営の執行に関して必要な会議を、次のとお
  り開催します。

  (会議名)定時総会 (開催回数)年1回

  (会議名)理事会  (開催回数)年3回

2.研修会参加
  徳島県シルバー人材センター連合会主催の役職員研修会に参加します。

3.センター事務局機能の充実
  公益法人センターの適正運営と円滑な事業推進を図るため、センター職員
  の資質向上に努めます。

4.財源の確保
  事業の円滑な運営のため、経費の効率化と必要財源の確保に努めます。

5.情報公開
  書類の事務所備え置き及びインターネット上のホームページ「公益社団法
  人勝浦町シルバー人材センター」で情報を公開します。